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【中学生】英検準2級に合格するには?ステップでわかりやすく解説

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中学生が英検®︎準2級に合格することは高校受験の内申書にも一つ上のレベルを提示することができて大きなメリットがあります。(以下、英検®︎を英検と略します)

3級よりもレベルが高くなるので合格するためには、時間の確保と正しい勉強方法が必要です。

今回の記事でわかること

  1. 英検準2級一次試験合格するためのステップ
  2. 英検準2級に合格するためにオススメのテキスト
  3. 英検準2級の攻略するための勉強法
この記事を書いたのは
  • 英会話教師 キャリア20年
  • 英検®︎・受験対策の経験豊富
  • キッズ教育の経験豊富
ポリ子です

中学生の英検3級英検準2級の試験内容の違いについてはこちらをご参考ください。

目次

ステップ①文法は3級で学習したこと+αで学ぶ

準2級の文法は3級がベースになっています。

英検3級の知識を元に準2級で加わる文法5つのポイントで比較しながら解説します。

文法をしっかり学ぶことで短文の語句空所の補充問題、長文、リスニング全てのスコアアップを目指せます。

完了形

3級では現在完了が文法で出ています。

準2級ではそれに加えて未来、過去完了が出ています。 

過去完了
未来完了
  • 過去のある時点までの完了
  • 結果/経験/継続を表す
  • had+過去分詞
  • 未来のある時点までの完了
  • 結果/経験/継続を表す
  • will have+過去分詞

進行形

3級では現在進行形と過去進行形が学習範囲です。

準2級は現在完了進行形未来進行形が出ています。

現在完了進行形
未来進行形
  • 過去に始まった動作が現在も続いていることを表す
  • have【has】been〜ing
  • 未来のある時に進行中の動作や、確定したい未来の予定を表す
  • will be 〜ing

分詞・分詞構文

分詞には現在分詞と過去分詞があります。

現在分詞
過去分詞
  • 〜ing形「〜をしている」
  • 〜ed形「〜された」

3級ではそれぞれの使い方を中心に出題されますが、準2級では分詞構文も出てきます。

分詞構文は分詞の導く語が主節に使われて、時、理由、付帯状況(〜しながら)を補足するときに使われます。

関係代名詞・関係副詞

3級では関係代名詞の問題が中心です。

関係代名詞
関係副詞
  • who(whom)
  • which
  • that
  • whose
  • 名詞の説明を結びつける
  • where
  • when
  • why
  • how
  • 副詞の説明を結びつける

関係代名詞(who which that whose)を使って名詞(先行詞)と、名詞を説明する節を結び付ける働きをします。先行詞を限定して説明する用法を限定用法と言います。

  • 例 He has two sons who work in the hospital.
  • 訳 彼には病院で働いている2人の息子がいる。

準2級ではそれに加えて関係代名詞の前に(カンマ)をつけて、先行詞に補足説明として加える用法(継続用法)も問われます。

  • 例 He has two sons,who work in the hospital.
  • 訳 彼には息子が2人いるが、その息子たちは病院で働いている。

関係副詞(where when why how)は関係詞節の中で副詞の役割をするものです。whereと whenには限定用法と継続用法があります。

  • 例(限定)This is the school where my aunt works. 
  • 訳 これが私のおばが働いている学校です。
  • 例(継続)She moved to New York,where she studied music.
  • 訳 彼女はニューヨークに引っ越し、そこで音楽の勉強をした。

仮定法

3級では出ていない文法がこの仮定法です。

仮定法過去現在の事実に反する仮定を表します。「もし仮に〜とすれば、…なのにな」という意味になります。

  • 例 If I had a lot of money, I would buy an island.
  • 訳 たくさんお金があったら、島を買うんだけどな。

また、仮定法過去完了過去の事実に反する仮定を表します。「もし仮に〜だったなら、…だったろうに」という意味になります。

  • 例 If I had left ten minutes earlier, I would not have missed the train.
  • 訳 もし10分早く出発していたら、列車に乗り遅れることはなかったろうに。

これらの文法を詳しく学ぶにはこちらの文法書がおすすめです。

難しい文法もやさしい言葉で解説してあるので取り組みやすいです!

3級の文法に加えてしっかり学習していきましょう。

そして文法を理解できたら、準2級過去問題を解いて体得していきましょう。

ステップ②単語は効率よく覚える 

ポリ子

準2級から格段に単語量が増えてきます。

ここでは4つの覚え方をあげてみました。

自分で取り入れたいな、と思う方法を組み合わせて覚えていきましょう。

単語を身につけておくことで文法同様、全てのパートでスコアアップを目指せます。

  • パス単で英語→日本語→英語の順番で言えるようにする(アプリを活用)
  • 同意語・反意語でまとめてグループで覚える(例 雇うemploy=hire、 消費するconsume⇄生産するproduce)
  • カテゴリー別で覚える
  • 接頭語(bi_2つの、ex_ 外へ)や接尾語(_ful満ちた、_lessない)を利用して覚える

出る順パス単準2級は英検単語を覚えるには必須アイテムです!ダウンロードできる音源を活用して、しっかり覚えていきましょう。

私は準2級目指す生徒さんには、全員この単語帳を使ってもらいます。

英検の勉強は何よりも語彙を増やすことから始めましょう。

ポリ子

単語を制するものは英検を制す!

ステップ③長文は空所補充問題を攻略

ポリ子

準2級からは長文に空所補充問題が入ります。

ここは、カッコの前後のつながりをしっかり読み取れるかがポイントです。

ここでは4つのステップで解説します。

STEP
タイトルから文の内容を予想する

タイトルは文章を短く要約したものなので、読むだけで内容が予想できます。

STEP
ディスコマーカーに注目する
  • ディスコマーカーとは英文の流れを示す目印のことです。
  • 話の転換を表す語句でhowever(しかしながら) as a result(その結果) even so(それでも)など接続表現の語句を見つけることが重要です。
STEP
接続詞を見つけ○をする
  • 接続詞は『節と節』『句と句』をつなぐ働きをします。
  • 接続詞を見つかると話の流れがわかるようになります。
  • because、when、if、althoughがよく使われます。
STEP
カッコの前後の文脈を読み取り、選択肢から解答を選ぶ。

直前の文章で読み取れない時は直後の一文を読むと読み取れる問題が多いです。

長文を攻略するには問題をたくさん解いて体得することが一番の近道です。

準2級過去問題集を解くときはタイマーを使うことがポイント。

『一題5分』のように配分を決めて解きましょう。

ステップ④ライテイングは型を覚える

英作文は、内容、構成、語彙、文法の4つのポイントで採点されます。(4点×4点の16点満点)

ポリ子

この中で一番のポイントは内容です。

どんなにたくさん意見を書いてもお題に合っていなければ採点されません。語数は50〜60語程度です。

まずは何に対しての意見を書けば良いのかを読み取みとり、

自分の意見に対して

  • 理由二つ+補足二つを箇条書きではなく、First やSecondを使ってわかりやすく書く
  • 自分の意見と結論が上手くつながるように書く

まずは準2級の作文を書くうえで基本の型を覚えて、構成の点数をキープしながら内容の点数をあげていきましょう。

文章の【構成の型】に合わせて書く

自分の意見を論理的に英語で表現する構成

  1. 自分の意見→お題にあった自分の意見をI thinkまたは、I don’t thinkで表します。
  2. ふたつの理由があることを示します。
  3. 理由①+補足(理由①を支持する説明)
  4. 理由②+補足(理由②を支持する説明)
  5. 結論→自分の意見を少し言い換えて結論を書きます。

文章の【内容】はお題に合った自分の意見を書く

英語のお題に対して自分の意見が書けるようになるにはこの3つが大切!

  1. お題に対して日本語での意見が言えるようにする
  2. 英語で言えるようになるために時事的な単語を調べておく
  3. 社会や理科の知識も必要なので、ニュースや新聞に目を通す

近年の問題では、電子書籍か紙の書籍か、海外から日本への観光客が増えるか、車を使うべきか電車を使うべきかどうか、などが問われています

意見やアイデアを増やしたい…と思った時に活躍するのが実は二次面接用の問題集です。

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英検準2級の問題はカードを使用した質問を含めて5題あり、その中でもNo.4は社会的な内容について。作文の意見を増やすにはとても良い教材です。

自分の意見がなかなか出てこない…という方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います😊

ステップ⑤リスニング力はスクリプトを活用してアップする

ポリ子

英検準2級のリスニングは全て一度しか音源が流れません。

ですので、先読みの技術がポイントになります。

  • 道案内
  • お店での会話
  • レストランの予約
  • 電話での会話

状況ごとによく用いられる定型表現があるので、それそれの会話例文を覚えることが必要です。

第1部 会話の応答文選択

問題冊子には問題も選択肢も印刷されていないので、聞き取る力のみが試されます。

最後の発話に集中してそれに対する返答を選びます。

このパートはたくさんの問題になれることが第一条件なので、過去問や予想問題を利用して練習しましょう。

第2部 会話の内容一致選択

2人の会話とその内容に関する質問を聞き、選択肢から選びます。

状況に応じた表現を覚えていきましょう。

第3部 文の内容一致選択

英文が一つ読まれ、それに関する質問を聞き、選択肢から選びます。

ここでは先読みの技術が一番問われるパートなので、必要な情報を早く読み取る練習をしておきましょう。

リスニング力はスクリプトを活用してアップ

どのパートも、問題を解き終えたらスクリプトを見てどこを間違えたのかを必ず確認します。

スクリプトとは英語の音声を文字に起こしたもので、解答の解説についています

スクリプトを見て間違えたところを確認して復習しなければ、同じところを間違えてしまいます。

リスニング力でスコアをアップするには、スクリプトを上手に活用しましょう!

スクリプトの活用の仕方

  • 音声を聞き、リピートする
  • スクリプトを見ながらもう一度聞く
  • スクリプトを見ずに会話やトークを聞く

準2級過去問題を使って、何度も繰り返すことをオススメします。

音読を活用するとさらにリスニングが定着するので、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ポリ子

中学生で準2級を合格するには

STEP
3級の知識をベースに、文法力をつけていくこと
STEP
語彙力をアップすること
STEP
長文は文をつなぐディスコマーカーを探す
STEP
作文は型を覚えてお題に合った内容を書く
STEP
リスニングはスクリプトでアップする

この5つのステップで進めていきましょう!

一次が合格したら二次試験も待っています。

二次試験対策についてはこちらにくわしく解説しているので、参考にしてくださいね!

中学生とってハードルの高い準2級ですが、今後の英語学習にたくさんのメリットがあります。

合否だけにこだわらず、今後につながる英語学習のためにも、ぜひ挑戦してみてくださいね⭐️

ポリ子

Nothing is impossible!
(なんでも、可能だよ!)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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