英検®︎(以下、英検と略します)を一次試験合格したらすぐにやってくる二次試験。
対面式の1対1で英語の面接をする「二次試験」をクリアしてようやく正式な合格となります。
英語での面接はちょっと自信がない…
合格のポイントを知りたい
というみなさん、安心してください。
二次試験にも一次試験同様合格できるポイントがあります。
この記事を参考にして合格に向けて対策していきましょう!
今回の記事でわかること
- 英検3級・準2級二次試験合格のポイント
- 英検3級・準2級二次試験の対策方法
- 二次試験が不合格になるのはこんな人
英検の二次試験はどんな内容?
3級・準2級二次試験共通のポイント
英検の二次試験は面接形式のスピーキングテストで、会話能力を直接対面で測定します。
面接官は日本人またはネイティブスピーカー1名。
試験は全て英語で行われます
合否は評価項目の合計で判定されます。
3級、準2級共通の基準はこちら。
リーディング(問題カードを読む力)
20秒の黙読の後、音読をします。発音、声の大きさ、アクセント、イントネーションが評価されます。
イントネーションとは相手にわかりやすく伝えるために強弱をつけて話すこと。
知らない単語があっても止まらない、読み聞かせようとする態度をしっかりアピールしましょう。
▶︎対策
黙読ではまずタイトルを見ます。
文章は(紹介→具体的な内容→今後について)で進むので、内容をざっとつかみます。
テキストを使ってリピート、音読を繰り返し発話に慣れておきましょう。
質疑応答(5つの質問に的確に答える力)
答えるまでの不自然な間がない(10秒以上はダメです)文章で答えられる、文法が正しいなどがポイント。
質問には一つ一つ丁寧に答えましょう
▶︎対策
テキストを使って自分の答えと何が違うのかを確認します。
参考になる答えは覚えて、自分なりのアイデアで言えるようになるまで練習しましょう。
アティチュード
アティチュードとは英語での会話や応答に積極的に取り組めているかの態度点のこと。
答えるまでに不自然な間(10秒以上)がない、面接官の質問にきちんと反応している、などのポイントがあります。
日本語の面接と同様、感じのよい態度で取り組みます。
▶︎対策
日頃から先生と話すときに目を見て、ハキハキと話すことを心がけましょう。
3級・準2級二次試験合格ライン
3級・準2級の二次試験合格ライン基準点は以下の通り。
- 3級のCSEスコアは満点550点で合格ラインは353点
- 準2級のCSEスコアは満点600点で合格ラインは406点
それぞれの合格ラインは3級は64%、準2級は68%となっています。
つまりどちらの級も7割以上を目指すことで合格が見えてくる!
各セクションで確実に点をとっていきましょう
二次試験が不合格になるのはこんな人
英検二次試験で不合格になる人の特徴6つをはじめにお伝えしておきます。
不合格になってしまう人にははっきりした理由があります。
英検二次面接対策をしていて不合格になってしまった生徒の共通点はこちら。
この6つには気をつけてください
不合格になるのはこんな人
- 無言で答える
- 答え方を練習していない
- 自分のことだけを答える
- 日本語を入れてしまう
- 質問を聞き取れない
- 声が小さい
まず絶対にしてはいけないのは無言で答えること。
点数のつけようがないので最低点をとってしまいます。
また、過去問などで答え方を練習せず独自の答え方で取り組むのはアウトです。
合格するための「答えかた」を必ず習得しましょう
自分のことだけを意見に入れるのがNGなのは準2級の特徴。
これは準2級二次試験のポイントでくわしく解説します。
そして英語の面接なので日本語を挟んではいけません。
つい『えーっと』という言葉を発してしまう人は要注意!
『Well』とか『Let me see』など使いこなせるように普段から気をつけておきましょう。
英語の質問を聞き取れませんでした
という人はリスニングの苦手な人です。
面接対策の教材を使って何度も質問の聞き取り練習をしていきましょう。
そして最後にもう一つ。
試験官と受験者の間には距離があります。
相手にしっかり聞き取れる声を出すことが合格する一番大事なポイントです。
3級二次試験の合格のポイント
では、3級の具体的な対策を見ていきましょう
ここでは質疑応答のパートのみをお伝えしています。
カードの音読については3級・準2級共通のポイントを参考にしてくださいね。
3級二次試験の質問内容と流れ
3級の問題カードには英文(パッセージ)と1つのイラストが描かれています。
- 英文に書かれた内容についての質問です。
- WhatやWhyなど疑問詞をしっかり聞き取りましょう。
- Becauseをつけて答えることも忘れずに!
- No.2はイラストの人物やものについて場所(where)数(How many)などが質問されます。
- できるだけ文章で答えられるようにしましょう。
- No.3はイラストの人物について何をしているのかを質問されます。
- 何をしているのか(現在進行形で答える)何をする予定か(未来形で答える)の質問の違いをしっかり聞き取りましょう。一番間違えやすい問題なのでよく練習しておきましょう
- 好きな本、音楽、テレビ番組などの好みについて質問されます。
- どの質問をされても答えられるようにあらかじめ文章を作っておきましょう。
個人質問①との違いはペア・クエスチョンになること。
例えば
Do you like animals?
Yesと答えたらPlease tell me more(もっと詳しく教えてください)と聞かれます。
Noと答えたらWhat time do you usually get up?など別の質問をされます。
自由質問では自分についての質問が中心。
自分の好きな本や音楽のジャンル、好きなスポーツやお休みの過ごし方など答えられるように準備をしておきましょう。
3級二次試験対策の教材はコレ!
7回分のカードと解説、音源がついたフルセットの教材です。
面接に特化したこの教材を使って何度も発話練習をしていきましょう。
旺文社英検二次試験・面接完全予想問題
- 付属の動画で試験の流れが詳しくステップに沿って解説
- 絵カードが問題それぞれついているので本番のように練習できる
- 音源を使って音読練習ができるので英語らしい発音を練習できる
- 問題に対して詳しく解説があるので自分で間違いを確認できる
- 重要表現・重要語句と例文がついているのでよく出る質問に対応
コンパクトなのに必要なものが全部入っていてとてもおすすめなテキスト。
自分で練習するときには音源を使って実際に発話してみてスマホで録音するのがおすすめ。
後から聞いてみると速すぎたり、声が小さかったりと自分で気づくことがたくさんあります。
特に今はマスク着用で面接をするので、大きな声ではっきりと発話する練習をしましょう。
私もレッスンでこのテキストを愛用しています
まずは英検3級の合格に向けてしっかり準備。
合格が確定したらぜひ準2級へステップアップしていきましょう!
準2級二次試験合格のポイント
準2級の問題カードにはパッセージと2つの絵が描かれています。
準2級は基本的に文章で答えます
ここでは質疑応答のくわしいポイントをお伝えしていきます。
準2級二次試験の質問内容と流れ
- まずは質問されていることについての部分を見つけましょう。
- WhyやHowの質問が中心なので、パッセージのsoやby doing soの部分を見つけて答えます。
- peopleをtheyにするなど、代名詞に変えて答えることも忘れずに!
- No.2はPictureAの人物の動作を5つ描写します。
- 全て現在進行形で説明するのですが、be動詞をつけ忘れることが多いので気をつけましょう。
- No.3はPictureBの絵を描写します。
今の状況とそうなった理由を説明するので、becauseやsoを使って二つの文章で答えるのがポイントです。
- No.4ではカードを使わず、カードの内容に関した一般的な内容を問われます。
- カードは裏返すよう指示されているので、見ることは出来ません。
- ペアクエスチョンで問われるのでまずはYesかNoで自分の考えを伝えます。
- その後、Why?で理由を問われるので2文で答えます。
一般的な答えを求めているので、peopleやchildrenなど質問に出てきた主語を使って客観的に答えます。
- No.5では自分のことについて質問されます。
- 社会的な内容について『あなたなら〇〇しますか?』というペアクエスチョンで質問されます。
準2級二次試験対策の教材はコレ!
準2級も面接に特化した旺文社の英検二次試験・面接完全予想問題を使って何度も練習しましょう。
旺文社の英検二次試験・面接完全予想問題
- 付属の動画で試験の流れが詳しくステップに沿って解説
- 絵カードが問題それぞれついているので本番のように練習できる
- 音源を使って音読練習ができるので英語らしい発音を練習できる
- 問題に対して詳しく解説があるので自分で間違いを確認できる
- 重要表現・重要語句と例文がついているのでよく出る質問に対応
準2級は社会的な内容を問われるので、環境やエネルギーなどについての単語を知っておく必要があります。
また、それに関して自分の意見も持っておかないといけません。
日々のニュースにも関心を持っておきましょう
英検二次試験・面接完全予想問題の巻末には役に立つ面接に使える表現、語彙、例文がたくさん。
慣れるまでは覚えて自分の言葉で発話できるように練習することがポイントです。
まずはよく出る単語や表現を覚えます!
面接官の問いかけに即答できるようにしっかり練習して本番に備えましょう。
準2級の二次試験が終わって合格したら2級にもチャレンジ!
まとめ:英検3級・準2級二次試験の合格ポイント
英検の二次試験は面接官と受験者が1対1で英語のやりとりをする試験。
ポイントを抑えてしっかり準備をすれば確実に合格できるテストです。
試験の傾向は毎回同じなので対策をすることでハードルはかなり下がります。
一次試験より合格率は高いんですよ!
二次試験を合格するポイント5つ
- まずは面接の流れを知る
- カードの音読練習をするときは自分の声を録音して確認する
- 例文や語彙を覚えて自分の意見を作っておく
- 日頃から物事に対して自分の意見を持つようにする
- ニュースを見て世の中の事を知っておく
英検二次試験ははっきりと自分の意見をわかりやすく説明できるかどうかが合格のポイント。
日頃から日本語でも自分の意見を言う練習をしておくと、英語の面接も怖くありませんよ。
しっかり準備すれば大丈夫かも!
対策のやり方がわかりました!
この記事が英検二次試験に向けてお役に立てれば嬉しいです。
Hard work pays off!
継続は力なり!
最後まで読んでいただきありがとうございました。