英語は小学校で教科になり子供たちにとっても身近な存在になっています。
『小学校の英語が好き!』というお子さんも多いのでは。
一方で中学生になって急に苦手になるお子さんも増えています。
理由は単語を覚えられないから
中学生になると単語の量も一気に増えます。
苦手になる前に小学生で単語を覚えるコツを知りたい
という保護者のために、この記事ではそのコツをステップで解説しています。
自分で取り組めるおすすめ教材もご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事でわかること
- 小学生で英単語を覚えておくメリット
- 教科書を使った英単語の覚え方
- おすすめ英単語教材3選
小学生で英単語を覚えておくメリット
英語の基本は単語力です。
中学で英文法を本格的に学習しますがそれだけでは英語を使えるようにはなりません。
新学習指導要領になってはや3年。
小学生、中学生に求められている単語の数はかなり増えています。
小学生で身につける単語の数
小学校の教科書に出てくる単語数はどれぐらいだと思いますか?
実は600〜700語!
でも実はこの数字は教師が授業で扱う数字であって、実際に生徒が覚える単語数ではありません。
高学年では教科になっているのでテストももちろんあるのですが、聞き取りのテストが中心です。
実は単語テストはありません。
なら、今そんなに急いで単語を覚えなくてもいいですよね?
という保護者の声も出てきそうですが、小学生の間に単語を覚えておく理由があるんです。
中学校では単語テストが多い
中学ではもちろん定期テストがあるので単語が書けることが必須です。
1年生の1学期のテストではかなりの量の単語がテスト範囲に入っています。
ちなみに中学3年間で扱う単語数は1,600語〜1,800語。
小学校で学習した単語は中学校の教科書では復習の単語として出てきます。
小学校で習った単語なんて覚えてない
という中学1年生も多いので、テストの準備がとても大変。
単語数で考えると中学3年間で1年生の単語数が一番多いのも大変な理由の一つ。
小学生のうちに700語を覚えておくことは中学英語をスムーズにスタートするためにはとても大切なことなのです。
単語を覚えるには自分の意志が大事
小学生のうちに単語を覚えておくことはとても大事です。
でも、単語を覚えるには本人の「覚えよう!」という強い意志が必要になります。
小学生が単語を覚えるにはやはり保護者のサポートが大事。
単語を覚えることで中学校の英語が楽しくなるよ!
と、まずは声かけをしてあげてください。
そしてお子さんが自分で「単語を覚えてみよう」という気持ちになればバッチリです。
無理やり単語を覚える学習を始めると英語を苦手にしてしまう可能性もあります。
特に高学年は思春期にも入るので保護者の方との関わり方も大事。
保護者の方は音源を聞くときのサポートや、声かけにとどめて自主性を大事にしてあげましょう。
英単語の覚え方
単語を覚えるには教材が必要です。
小学生で単語を覚えるのにおすすめの単語帳はなんですか?
という保護者の質問がとても多いのですが、答えはズバリ
学校の教科書の単語を覚えることが最優先です
学校の教科書を使った単語の覚えかた
まずは学校で使っている教科書の単語を覚えていきましょう。
Picture Dictionary(単語の絵辞書)には単語だけでなく基本的な表現がのっているので単語を覚える教材としては最高です。
これは活用したいですね!
ここではこの単語の絵辞典を使ってステップに合わせて単語を覚えていきましょう。
音源を使って聞きながら声に出して覚えるのがポイントです。
教科書には必ずページごとにQRコードがついています。
授業の前に聞いて予習に使ったり、復習に使いましょう。
学校で学習したところだけでなく自分の興味あるところから聞いてもOKです。
ここでわからない単語や知らない単語に○をしておきます。
単語を覚えるときには声に出して覚えることが大事です。
まずは聞いた単語や表現を口に出す練習をしましょう。
慣れてきたらノートにつづりを書きます。
口に出しながら単語のつづりを書くと、文字だけで覚えるよりも覚えやすいですよ!
英語だけで覚えるよりも日本語を間に入れて声に出すと覚えやすいです。
例えばdesk-机-deskのように言いながら覚えます。
これは大人にも効果的な覚え方なので保護者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
学校の教科書を使った学習のしかた
学校の授業で使う教科書にももちろんQRコードがついています。
小学校 英語教科書の使いかた
- 授業で習うところを繰り返し聞いて予習
- 動画で授業で習う表現を見ておく
- 復習で習ったところを聞いてノートに文章、単語を書く
なんとこの教科書の音源には動画もついていて、実際に表現をやりとりしている様子をみることができます。
教科書でこんなにいろんな学習ができるんですね!
単語を覚える最初のステップは学校の教材をしっかり使いこなすこと。
単語をたくさん覚えることは英語の4技能の伸びにつながっていきます。
ぜひ、このステップで単語の覚え方をマスターしてみてくださいね。
おすすめ教材3選
単語帳を活用する
学校の教科書の単語に加えて市販の単語帳にも取り組んでみたいときには教材の選び方がポイント。
主に3つあります。
教材選びのポイント
- 発音と意味を重視しているもの
- 書くことを重視しているもの
- 資格試験をターゲットにしているもの
高学年で単語帳を選ぶなら書くことを重視してなお、音源があるものを選びましょう。
では、おすすめの教材3選をくわしく解説していきます。
英単語・熟語1000
手のひらサイズなので辞書の代わりにどこでも使える優れものです。
小さいのでビックリ!
コンパクトですが中の文字も見やすくイラストも多いのが楽しそう。
単語だけでなく熟語がたくさん出てくるのもポイントです。
小学生で習得するべき単語数は700語なのでしっかりカバーできています。
英単語・熟語1000の良いところ
- 全ての単語に例文がついている
- オールカラーで小学生が楽しく使える
- 英検®︎5級・4級にも対応している
- アプリで音源を聴くことができる
毎日の家庭学習ノートの材料にも兼ねて、中学前の単語学習として役立っているようです。
赤のチェックシートで覚えているかを確認できるのもいいですね。
小学生の英単語カード950
この教材のポイントはなんといっても950語がカードになっていること。
タブレットやアプリでの学習はとても便利で魅力的ですが誘惑も多いです。
ついつい他のアプリやYouTubeをみてしまうことがあるかもしれません。
小学生にとってはまだまだ紙での学習が主流なのでノートや単語カードでのアナログな覚え方の方がおすすめです。
小学生の英単語カード950の良いところ
- 単語全てがカードになっている
- イラスト付きでわかりやすい
- 英検®︎対応級があり活用できる
- カードの単語・表現全てに音源がある
英語のつづりを覚えるにはやはりリングカードは使いやすいですね。
付属のリングは4つだけなのでお好みのリングをご用意ください。
お子さんが自分で単語帳を作ることで愛着もわきそうです。
何度も繰り返す計算ドリルの英単語版。イメージ通りで大満足です。
オールカラーなので子供が興味を持って取り組んでいます。
文字だけの単語帳が欲しくて使っています。つづりの練習にとても便利。
単語カードなのに音声を全て確認できるのはポイントが高い!
ただ、残念なことに
今後QRでの読み取りができるように改良されるといいな、と思います。
最後のページには余白のカードがあるので紛失してしまっても大丈夫。
余白カードには自分で気になる単語を書いてオリジナルの単語帳を作ることもできます。
この単語帳も小学校で学習する700語の単語数をしっかりカバーしています。
アクティブフォニックス
単語を覚える時にはまずはその単語を読めることがポイント。
単語が読めない時にはどうしたらいいですか?
フォニックスのルールを覚えるといいですよ!
フォニックスは「英語と文字と音のルール」です。フォニックスを学ぶことで知らない単語でもつづりがわかり、正しく書くことができます。
アルファベット26文字にはそれぞれ音があります。
「アクティブフォニックス」ではまずこの26文字を学びます。
そして混ざり合った音も含めて65のルールを学ぶのがこのテキストのゴールです。
アクティブフォニックスの良いところ
- フォニックスの基本となる65のルールを学べる
- 1レッスン20分、30レッスンで覚えられるカリキュラム
- 読める、書けると同時に正しい発音が身につく
最大のポイントはアルファベットを書くレベルから始めてどんどんステップアップできるところ。
約1ヶ月毎日20分取り組むことでフォニックスが身につきます。
高学年から中学生のおすすめ教材だけあって全国の公・私立中学校で採用されているのも納得です。
読めるようになればつづりも覚えやすいので単語を覚える前の準備として取り組むのもおすすめ!
ただ、残念なのは音源がCDだけなんですよね
スマホやタブレットで音源が取れないのは少し不便ですが、小学生にとっては学習に集中できるので実はメリットかもしれません。
分量が多すぎず少なすぎず、繰り返し取り組みやすい量なのでおすすめ!
小5の娘がフォニックスを学ぶために使っています。使っている音楽のノリが良く、子供たちは大好きです。ゲームやしりとりなど楽しい仕掛けが最高。
英単語を覚えるのが苦手な娘に購入。ゲーム感覚で取り組めるところが気に入っています。
まとめ:小学生で英単語の覚え方を身につける
この記事では小学生で英単語を覚える方法を解説してきました。
小学生で英単語を覚えるポイント
- まずは教科書の単語を覚える
- 覚える時は必ず音源を使う
- フォニックスを身につける
英語には聞く・話す・読む・書くの4つの技能があります。
単語を覚えるときにはこの4技能のうち2つの技能を使うのがベストです。
例えば、聞きながら口に出す、聞きながら書くなどやり方はそれぞれ。
まずは教科書を使って聞きながら声に出す練習をしてみます!
そして単語を読めないと感じたらまずはフォニックスのルールを学んでみましょう。
単語を覚えることを習慣にするのがポイントですよ
小学生のうちに単語の覚え方をしっかり身につけて、中学校の英語を楽しく学んでいきましょう!
It’s important to learn the basics!
基礎固めは大事だよね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。