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北九州市門司麦酒煉瓦館で楽しむサクラビールとサッポロビールの歴史

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九州初のビール工場で造られたサクラビール。

サッポロビールで復刻版も出ているので名前をご存じの方も多いのでは?

実はこのサクラビールを醸造していた工場跡地は現在ビール資料館になっています。

北九州市門司麦酒煉瓦館(もじびーるれんがかん)で学べるビールの歴史。

ポリ子

想像を超える展示の数です!

この記事では門司麦酒煉瓦館を体験型でご紹介。

サクラビール、サッポロビールの歴史を一緒に楽しく学んでいきましょう!

この記事でわかること

  • 門司麦酒煉瓦館について
  • 1Fで学べるサクラビールの歴史
  • 2Fで学べるサッポロビールの歴史
この記事を書いたのは
  • 英会話教師 キャリア20年
  • 資格 ビール検定2級
  • 趣味 クラフトビール飲み比べ
ポリ子です
目次

門司赤煉瓦プレイス

サッポロビール醸造棟

門司赤煉瓦プレイス

門司赤煉瓦(もじあかれんが)プレイスは旧サッポロビール九州工場の施設を保存活用した建物。

北九州市門司麦酒煉瓦館や醸造棟は国の有形文化財にも登録されています。

コバ太郎

見事に保存されてるね

なんと2023年4月に100周年を迎えます。

建物は赤茶色の煉瓦でできていてとてもレトロな雰囲気。

ポリ子

マンションの間に突然現れる歴史的な建物にビックリ!

JR門司駅から海に向かって歩くこと数分で到着。

なんとも趣のある建物が並んでいる門司赤煉瓦プレイス。

すぐそこには海があり潮風を感じながら散策するだけでも異国情緒が漂います。

さっそく門司麦酒煉瓦館の中に入ってみました。

北九州市門司麦酒煉瓦館

もと帝国麦酒事務所

北九州市門司麦酒煉瓦館は2階建て。

サクラビールをつくっていた帝国麦酒のもと事務所です。

かなり重厚なドイツ・ゴシック様式の建物。

この建物の前の道には「旧長崎街道」があり江戸時代には参勤交代に使われていたそうです。

九州の諸大名が渡っていた通りと思うと感慨深い!

コバ太郎

この周辺は時代の流れを感じるね

ポリ子

なんだかタイムスリップしたみたい

これだけの歴史的な建築物や資料を展示してある資料館。

入館料を払うとびっくりすることが!

大人100円 中学生以下50円 4歳未満は無料 

コバ太郎

こんな時代に100円の入館料とは…

建物の維持にもお金がかかるのでは?と心配しつつお金を払います。

まずは1階のサクラビール資料エリアの見学からスタート!

サクラビールの歴史を学べる1F

1F入り口の趣あるポスター

北九州市門司麦酒煉瓦館の1階ではサクラビールの歴史を実際に使われていた資料やパネルとともに学べます。

大正時代の麦酒瓶や当時のポスター、復元模型の展示など盛りだくさん。

ここからは煉瓦館の解説シートを参考にわかりやすくビールの歴史を解説していきますね。

九州最初の大規模ビール工場

リアルな復元模型

部屋の真ん中には当時の工場を想像できる復元模型がドーンと置いてあります。

旧サッポロビール九州工場は87年間ビールの製造を行ってきました

建物は事務所棟・醸造棟・組合棟・倉庫と4つに分かれています。

コバ太郎

昔の状態で残っているのがすごいよね

実際に使われていたもの

この蛇口はビールをろ過した後の麦汁(ばくじゅう)を取り出すときに使われていたもの。

もちろん現在ではこの形のものは使われていないのでとても貴重。

コバ太郎

水道の蛇口みたいで面白いね

このフロアでは工場の歴史をVR体験で学べるんですよ!

ポリ子

ただ、この日は残念ながら体験はお休みでした

イベントのある日は中止になる時があるのでVR体験をしたいときはお問合せくださいね。

世界にも絶賛されたサクラビール

サクラビール

1913年(大正2年)に九州初の麦酒工場である帝国麦酒(株)が醸造をスタート。門司から国内外にも出荷され海外でも賞賛されるビールに。昭和17年頃まで醸造されました。

帝国麦酒がサクラビールを醸造した次の年の1914年(大正3年)に第一次世界大戦が勃発。

戦争が起こるとビールの輸出がストップしてしまいます。

世界中がヨーロッパからビールを輸入できなくて困っていたところにサクラビールの出番です。

  

アジアが多い輸出先

サクラビールの大株主は鈴木商店

鈴木商店は大正期に日本一の年商を誇った「幻の総合商社」と言われています

自国を介さない三国間貿易を成立させるなどアイデアの豊富なビジネス展開。

ヨーロッパ諸国の輸出がストップしている間に鈴木商店の海外輸出が伸びていったのも納得です。

コバ太郎

サクラビールは世界でも大人気だったんだね

ポリ子

いろんなラベルがあって面白い!

時代を感じるラベルや瓶

サクラビールの瓶のデザインにもいろいろあります。

サクラビールはラガータイプのビールですがよく見るとスタウトのものもあったりして。

透明な瓶はミヨシノサイダーのもの。

コバ太郎

サイダーも造ってたんだね

サクラビールの歴史や展示に大満足できる1階の資料室。

ゆっくり一つ一つ見ているとあっという間に30分。

今度はサッポロビールの歴史を学べる2階の資料室へ。

サッポロビールの歴史が学べる2F

レトロな内装のお部屋

2階は主に昭和を実感できるサッポロビールの資料や展示でいっぱい。

まず目を引くのはズラリと並んだ歴代のビールたち。

ポリ子

展示数がハンパないです

入り口には当時の様子がうかがえる看板が。

サクラビールからサッポロビールへ

門司駅で出来立てのビールが飲めたのだろうか…と思わず当時を想像してしまいます。

コバ太郎

新鮮なビールが飲める嬉しさは今も昔も同じ!

ここでサクラビール(桜麦酒)とサッポロビールのつながりを解説。

桜麦酒は1943年大日本麦酒に統合→のちに日本麦酒に引き継がれました 

日本麦酒はかつてのヱビス・サッポロ・サクラビールのブランドと設備を引き継ぎます。

ブランドも「ニッポンビール」という名前に統合。

日本麦酒は東京オリンピックを機会に「サッポロビール」を復活。

ポリ子

この頃から身近なサッポロビールになったんですね。

ここでちょっと面白い資料をご紹介。

ニッポンビールの「ビールの王様コンクール」の当時のチラシ。

ビールの飲み比べではなく飲みっぷりを競うコンクールです。

このコンクールにエントリーするためには

半リットルのジョッキ5杯を最初の8分に飲む

とあります。

ポリ子

今ではちょっと考えられないけど

この資料の左にはビールの王様コンクールの歌も紹介されていました。

戦後のビール会社の復興への勢いを思わず感じてしまう資料には感慨深いものがあります。

コバ太郎

昭和の元気な日本を感じ取れるね

サッポロビールのいろんなラベル

部屋の真ん中には昭和に発売された様々なビールの瓶や缶が展示されています。

見たことのあるラベルも発見。

コバ太郎

サッポロびん生のラベルは親しみがあるね

右端のギネス・スタウトのデザインもなかなか斬新です。

ポリ子

ギネスってキリンが発売していたような…

ギネスビールはサッポロが1964年に国内販売権を取得・販売していたビール。

実はこの販売権2009年にキリンに移行しています。

ビール業界もいろいろ大変…

そんなことを思いながら昭和から平成のビールたちを眺めているとあっという間に時間が経ってしまいます。

その他の部屋で学べること

展望台

サッポロビールの展示室の隣には展望台。

大きな窓から赤煉瓦を超えて海を見渡せます。

星の形をしたスウィングベルのオブジェを鳴らしてみました。

ポリ子

なんとも風情がある音色

このほかビールの文献を見ることができる部屋もあります。

大分県日田市に移転したサッポロビール九州工場の模型や製造、リサイクルについて学べる部屋も併設。

昭和から平成にかけてのサッポロビールの歴史を思う存分楽しめる2階のフロア。

かなりのボリュームなので時間に余裕を持って見学することをおすすめします。

 

やっぱり飲みたくなるサクラビール

サクラビールとサッポロビールの歴史を学んでいるとやっぱり飲みたくなる復刻版サクラビール。

サクラビールの成分表はサッポロビール株式会社が所有しています。

サッポロ サクラビール

香ばしいコクとスッキリしたのどごしのラガータイプ。淡い琥珀色で泡立ちも良いビールです。
アルコール度数 5.0%

飲みごたえのあるおいしいビール。

咲き誇るサクラのラベルも当時のものをしっかり受け継いでいます。

飲んでいるとサクラビールとサッポロビールの歴史が思い浮かぶかもしれません!

サッポロビール
¥4,913 (2023/03/01 09:20時点 | Amazon調べ)

このサクラビール、門司港ビールでも復刻醸造しています。

コバ太郎

門司港ビールについて知りたい!

という方はこちらをご参考くださいね。

まとめ:北九州市門司麦酒煉瓦館

ポリ子

お疲れ様でした!

1階、2階上から下まで貴重な資料と展示でいっぱいの北九州市門司麦酒煉瓦館。

丁寧に見学していると1時間半はかかるボリューム。

もう一度いいますがこの展示数と内容で入館料100円

コバ太郎

これは門司に来たら寄らないともったいないね!

北九州市門司麦酒煉瓦館の楽しみかた

  • 1階でサクラビールの歴史を楽しむ
  • 2階でサッポロビールの歴史を楽しむ
  • 門司港地ビールでサクラビールを楽しむ

今回もたくさん学べたビールの旅。

門司にお越しの際にはぜひビールの歴史とおいしいビールを楽しんでくださいね!

日頃のビールがますますおいしく感じるようになるかもしれませんよ。

\ 公式サイトはこちら /

ポリ子

My stomach and heart are full of joy!
お腹も心も満たされるよ!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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