英検®一次試験に合格したあなた!おめでとうございます。
でもホッとしているのも束の間…
二次試験(面接)に合格できるか不安
という方も多いのでは。
実は二次試験は一次試験より合格率は高め。
準備をしていればそれほど心配は要りません。
ただ、合格するにはもちろん面接の流れや解答のコツを知っておく必要があります。
そこで今回は二次試験に合格するための勉強法と合格するためのコツをくわしく解説。
自分でもできる勉強法をお伝えしているのでぜひご参考くださいね。
この記事でわかること
- 英検®︎2級の二次試験内容
- 英検®︎2級の独学勉強法
- 英検®︎2級を取るメリット
英検®︎2級 二次試験の内容
2級二次試験の問題の流れ
まずは英検®︎の二次試験の流れを解説していきます。
準2級との違いもあるのでしっかり確認しておきましょう。
ステップで解説していきます
入室して着席すると氏名、受験級の確認をされます。
簡単なあいさつの後に問題カードを受け取り2級の試験がスタート。
読めない単語は気にせずにとにかく大きな声で区切りをしっかりつけて読みます。
音読したパッセージに関する問題なので落ち着いて答えると満点も狙えます。
3コマの絵をストーリーを作りながら描写。
過去形や過去進行形で文章を作ると流れがスムーズに。
環境やオンライン会議、ペットやエネルギーなど社会問題が取り扱われます。
日頃からいろんなニュースを興味を持っておきましょう。
問題が終わると問題カードを返してあいさつをしたら退出します。
緊張していると言葉が詰まったり早く答えてしまいがち。
落ち着いてできるところでしっかり点をとっていきましょう。
二次試験合格に必要なスコアは?
二次試験の英検CSEスコアの満点は650点。
合格ラインのスコアは460点なので70%以上を超えることが目標。
一次試験と比べると合格率は8割なのでハードルは低めです。
一次を合格できるレベルの人は対策をしっかりしていれば合格は難しくないんですよ。
確実に点数を取れる問題は落とさないのがポイント
アティチュードは満点を取ろう!
問題カードの受け答えももちろんですがやっぱり落としたくないのがアティチュード(態度)点。
積極的にコミュニケーションを取ろうとする意欲が評価されます。
具体的に注意するポイントは
- 入退室のあいさつ
- アイコンタクト
- 聞き取りやすい声の大きさ
- 黙り込まないこと
黙り込んでしまうと答えられないと判断され次の問題に進んでしまいます。
何か答えないと評価してもらえません
考える時間が少し欲しい時は
日本語で言うと『ええと…』とか『そうですね』のような表現。
英語を自然に使えているな!という印象を面接官に与えるのでポイントも高いですよ。
そして大事なのはやっぱりアイコンタクト!
日本語でも面接は目をみて話しますよね。
英語の面接もアイコンタクトに気をつけてアティチュード点は満点を狙いましょう!
英検®︎2級 二次試験の独学勉強法
10日間でできる!英検2級二次試験・面接完全予想問題を用意する
二次試験対策は自分でも勉強できますか?
という質問を生徒や保護者からよく受けるのですが
面接の出題パターンはある程度決まっています。
参考書を使って何度も練習することが一番の対策方法。
面接の練習にはまず実際の面接に直結した問題集を使うことが大前提。
まずは旺文社の10日間でできる!英検2級二次試験・面接完全予想問題を用意します。
予想問題集にはCDとDVD、予想問題カードがついています。
実際のカードよりは小さいのですが10回分のシュミレーションができてかなりの充実ぶり。
音源付きなので発音やモデルの回答も音読練習ができます。
付属の音源で試験の流れを確認する
予想問題には付属の動画がついているのでまずはどんな流れかを必ず確認。
テキストにはDVDがついていているのでこれを活用。
もちろんスマホやパソコンでも再生できます。
準2級にはない絵の描写があるので文章の流れや量などを確認しておきましょう。
何度か練習したら「面接のシミュレーションをしよう」を再生。
実際に面接委員と対面になって受けているような準備が出来ます。
独学でも対面の練習ができるのでぜひ活用してくださいね!
テキストの音声は旺文社アプリの「英語の友」で無料で聞くことができますよ。
私もこのアプリは使っています
\ しっかり音源を活用しよう /
音読は問題を何度も声に出して練習
音読のポイントはなんといってもコンマやピリオドの後に間を置くこと。
接続詞や副詞句の前など意味が区切れるところは少し間を置くと相手に伝わりやすい!
もし知らない単語に出会ったら止まったり飛ばしたりせず自分で読んでみましょう。
単語の発音が違っても気にせず堂々と!
音源の後について何度も練習します。はじめは早くてついていけないかもしれませんが慣れてきたら音源と同じ速さで発話する練習をしていきましょう。
No. 1は解答のコツを覚える
ここの問題はパターンが決まっています。
ポイントはそのヒントになる場所を見つけること。
How?と聞かれたパッセージのby doing soやin this wayを見つけて答えを探します。
Why?で聞かれたら thereforeやsoを見つけてその辺りの答えを見つけます。
No. 1は答えが決まっているので満点を狙えますよ
ここは問題集で何度も練習してコツをつかみましょう。
答えを見つけるキーワードを見つけられるようになったら音源を使って質問の後に答える練習をします。即答できる練習を繰り返すのがポイント。
No.2はストーリーをまず作れるように
2級二次面接の大きな山はやっぱりここ。
問題カードにあるイラスト3枚を自分でストーリーにして答えます。
考える時間は20秒しかないのであせるもしれませんがここにもポイントが。
イラストとイラストの間には吹き出しがあるのでそれをつなぎながらストーリーを考えます。
基本的には過去形、過去進行形で描写していきましょう
点数がつくポイントはこちらの5つの描写をすることです。
- 1枚目→描写は一つ
- 2枚目→描写は二つ
- 3枚目→描写は二つ
この5つをしっかり描写できればOK。
登場人物の状況を表現するときには進行形が多いです。
吹き出しを表現するときには〇〇said to△△で引用すると簡単に表現できます。
この問題は慣れがポイント。慣れるためにまずはノートにストーリーを書いて答えと照らし合わせます。その後自分で読んでみましょう。絵を見ただけで言えるようになるまで繰り返します。
No.3とNo.4は慣れるまでアイデアを書いてみる
No.3とNo.4は自分の考えを相手にわかりやすく伝える問題。
英作文問題を口頭で答えるイメージです。
英作文問題は理由を二つ書いていましたがその一つ分を即答します。
自分の意見を即答…難しそう
という声が聞こえてきそうですがポイントを押さえて練習すれば大丈夫!
No.3はパッセージやイラストに関係している内容。
その後は英作文のようにI thinkまたはI don’t thinkで理由を2文で説明します。
理由+説明2文で答えるのがポイント!
No.4は自分の意見を問う問題。
問題カードの問題には関係していないので頭を切り替えて問題をしっかり聞き取りましょう。
解答方法はやっぱり理由+説明2文で答えます。
2級では一般的な社会現象についてのお題がよく出ます。
例えば問題集のお題にはこんな内容が入っています。
- 環境問題
- ロボットの活用
- オンラインサービス
- スマートフォンの危険性
日頃から社会問題やニュースに関心を持って置く必要がありそうですね。
Iで答えるよりもWeで答えた方が客観的で2級らしいですよ!
この問題は自分の意見がなければ進みません。テキストの問題を読んで即答できない問題は自分の意見をまず書いてみること。そして口頭練習をして音源を使って自分で即答できるまで練習します。
No.3とNo.4の問題は解答内容が理論的に合っているかはポイントではありません。
あくまでも自分の立場での意見を求められるのが二次試験。
内容にこだわりすぎず自分が思った意見をはっきりわかりやすく伝えることが大事です。
自分の意見に自信を持って相手に伝わる音量で答えましょう!
シュミレーションで仕上げ
問題集の問題は全部で10回分。
練習は全て音源を活用して練習します。
Day1からDay5までは問題の答え方やコツをつかむために使いましょう。残りのDay6からDay10までは実際に対面で答えているかのような練習をしていきます。
このときに役立つのが付属DVDのシュミレーション画像。
もちろんWEBサイトでも利用することができます。
画像を使って実際に自分が答えているところを想像しながらカードの受け取りや答え方を練習します。
ここで一つ独学で練習するときにおすすめの学習方法は
スマホで録音して聞いてみると自分が思ったよりも早口で答えていることを発見することも。
この方法は生徒たちにもおすすめしています
問題集をしっかり活用して合格へ近づきましょう!
英検®︎2級を取るメリットとは?
ここでは英検2級のメリットを確認。
英検は中学、高校、大学入試などあらゆる場面で有利になる英語の資格試験。
特に大学入試に有利な2級はぜひ高校生なら持っておきたい資格です。
大学によっては指定級CSEスコアの基準は異なりますが2級を基準にしている大学は多いんですよ
ちなみに英検2級の一次満点スコアは1950点、一次合格スコアは1520点です。
2級を大学入試に活用するメリットは主に5つ。
- 公募推薦の出願資格をもらえる
- 学科試験が免除される
- 英検の級に応じて得点が加算される
- 学科試験の得点に加算される
- 合否の際合否判定の優遇や評価の参考になる
自分の希望する大学がどの項目を採用しているかは各大学の入試要項でご確認くださいね。
英検2級を合格するためには高校卒業程度の英語力が必要です。
一次試験の合格率はだいたい30%前後。
二次試験は80〜85%の合格率なので一次試験合格がポイントになります。
合格するための勉強は簡単ではありませんが2級を持っていることで自信を持って入試に取り組むことができます。
4技能をバランスよく身につけているという証拠にもなるんですよ!
大学入試にもメリットが多いんですね!
一次試験の壁は少し厚いですがぜひこちらの記事を参考にして合格を勝ち取りましょう。
まとめ:英検®︎2級二次試験独学勉強法
英検®︎2級二次試験に合格するために一番大事なことは口頭練習を繰り返すこと。
問題形式にはパターンが決まっているものがあるのでまずはそこから押さえましょう。
できる問題は満点をとる!意気込みで練習することで合格ラインも近くなります。
二次試験対策をする際にはまずは問題集をそろえましょう。
旺文社の10日間でできる!英検2級二次試験・面接完全予想問題を用意します。
英検®︎2級二次試験を独学で合格する方法をおさらいすると
準2級との違いを確認する
No.1とNo.2はパッセージとイラスト問題
No.3とNo.4は自分の意見がパッと出るまで書いても良い
できる問題で高得点を狙おう!
音源に合わせて答える練習を繰り返す
録音して自分の答えやスピードを確認する
試験官と対面で答える練習をする
一次試験を合格して英検®︎2級合格まであと一歩!
音源や画像をしっかり活用して何度も練習して自信をつけましょう。
独学でも二次試験の練習ができそうです!
この記事があなたの二次試験合格のためのヒントになれば嬉しいです。
Hard work pays off!
努力は裏切らないよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。