TOEIC730点のリーディング攻略では時間配分がとても重要。
なぜなら同じ英語力でもここを攻略することで点数に差が出てくるからです。
そこでこの記事では
いつも最後まで終わらないんですよね
という方のためにリーディングでスコアを上げるための時間配分とコツをくわしく解説しています。
730点を取るための効果的な解答方法やおすすめ教材も参考にしてみてくださいね!
この記事でわかること
- TOEICリーディングの構成と時間配分
- リーディングを攻略するための解答方法
- スコアをアップさせるリーディング教材
TOEICリーディングの構成と時間配分
リーディングの構成
TOEICのリーディングパートは全部で100問。
3つのパートに分かれています。
それぞれの構成はこちら。
リーディングの構成
- Part5 短文穴埋め問題30問
- Part6 長文穴埋め問題16問
- Part7 文書読解54問
この問題量を効果的に解答していくには時間配分が決め手。
早速くわしい時間配分を解説していきます。
Part5の時間配分
短文穴埋めは1つの文章にある空所に入れる語彙・文法問題。
4つの選択肢の中から正しいものを選びます。
ここで大事なのが悩まないこと!
30問の中には上級・超上級者用の単語も含まれています。
語彙問題は悩んでも仕方ないので知らない単語が出てきたら次に進みましょう、
Part6の時間配分
長文穴埋めは文中の空所に当てはまる単語や文章を考えるので、前後関係を読み取る力が必要です。
空所を含む英語の文書を完成させるこの問題。
10分でこの問題が解けるかな?
という方も大丈夫。
Part5と6を合わせて20分で解くと考えてみてください。
Part5は語彙力を増やせばスピードアップできるのでPart6の時間配分を多めに取ることもできます。
単語を効率的に覚える方法はこちらをご参考ください。
Part7の時間配分
TOEICのリーディングのポイントはなんといってもPart7。
毎回終わらず塗り絵(適当に塗りつぶすこと)になってしまう、という方も多いのでは?
このパートは文書のタイプによって構成が違います。
複数の文書を読む問題は苦手
という方はこのあと攻略法を解説するので参考にしてくださいね。
文書を読む目標時間は
1問につき大体1分ぐらいになります。
いろんな文書がランダムに出されるPart7。
正しく読めば答えが出る問題がほとんどなので速読の力が必要です。
TOEICリーディング の効果的な解答方法
TOEICのリーディングは満点が495点。
730点を目標にしている方はまずは340点を目指しましょう。
リーディングが苦手な方でもこのラインをキープできればリスニングでカバーできます。
さっそく具体的な解答方法を解説していきますね!
Part5の解答方法
問題数は30問あり3つの種類に分けられます。
Part5は語彙問題・品詞問題・文法問題の3つあります。
これは語彙力がないと解けません。
なので知らない単語が出たらあきらめて次の問題に進みます。
ただ、熟語やイディオムが出されることもあるので勉強するときは動詞+副詞や動詞+前置詞のセットで覚えましょう。
副詞、形容詞、名詞、動詞が主なラインナップ。
例えばこんな問題。
Rules have been put place which _ the number of visitors to the national park each month.
1か月あたりの国立公園への来訪者数を制限する規則が制定された。(A) restrictively 制限的に
(B) restrictive 制限の
(C) restriction 制限
(D) restrict 制限する引用:TOEIC®︎L &Rテスト究極の模試600問+
解答は(D)restrictなのですが『前後関係で動詞が入る』と気づく必要があります。
単語を覚える時に語幹が同じものは一緒に覚えていきましょう
品詞問題の良いところは文章全体を読まなくても良いこと。
選択肢に語幹が同じ単語が並んでいたら空所の前後を読んで答えを見つけます。
語彙だけでなく文法力も必要なのがPart5の問題。
接続詞を選ぶものや動詞の活用、代名詞を問われるものまでさまざま。
文章の意味を考えるよりも構造に注目して問題を解きます。
Part5の勉強をするときは常に文法を見直しながら取り組むと効果的です。
どの問題も迷ったら直感でどれかにマークして次に進みましょう。
Part6の解答方法
Part6の問題は16問で問題数は一番少ないパート。
Eメールなどの文書が4つ出されます。
Part5のような語彙問題・文脈問題・文選択問題の3つのパターンで構成。
解答のヒントは空所以外にもあるので飛ばし読みをしないことがポイント。
接続詞を選ぶ問題がよく出ます
これは一番時間がかかるので一番最後に解きましょう。
もし答えが見つからなければあきらめて次の問題に進みます。
Part7に時間を残すためにも1問にこだわらないことが大事です。
Part7の解答方法
いよいよTOEICの一番高い山を攻略します。
Part7にはいろんなタイプの文書があるのでまずは確認。
Part7に出てくる文書のタイプ
- e-mail:メール
- memo:社内連絡
- letter:ビジネスレター
- notice:通知
- advertisement :広告
- Web page:ウェブページ
- text-message chain:テキストメッセージのやり取り
- online chat discussion :オンラインチャットの話し合い
- article:記事
こんなに種類があるんですか?
どの文書かを選別して解けば大丈夫!
ではこの次の手順をステップでお伝えしていきます。
太字になっているものや文書が2つ、3つあるものはその関係をつかみます。
例えばメールとハンドブック、お知らせとメール、議事録と広告など。
関係性がわかれば問題の答えを見つけやすくなります。
問われている内容を押さえながら読んでいきます。
設問中にキーワードがあればチェックして覚えておくのがポイント。
先読みする設問は2問までに押さえておきます。
答えがあると思われる部分を精読し選択肢と照らし合わせて解答。
TOEICは問題用紙に書き込みができません。
いかに大事なキーワードを覚えておいて文章全体を読めるかがポイントとなります。
Part7に出てくる問題は本文中にある語、またはフレーズと同じ同義語問題も出てきます。
英語を他の英語に言い換える練習もしておきたいですね
Part7を攻略することでリーディングのスコアがグっと上がるのはいうまでもありません。
解答方法を見直してみます!
効果のあったリーディングおすすめ教材3選
ここではリーディングのスコアを上げるための教材3選をご紹介。
どれも730点を取りたい方にはかなりおすすめ。
パートごとに私が使ってみて効果があった選りすぐりの3選です。
個人的な評価ですがおすすめ度もぜひご参考ください。
TOEIC®︎L&RテストPart5語彙問題だけ555
まず語彙問題が苦手な方にはこちらです。
この教材がおすすめの人
- TOEICスコアが470点以上ある人
- TOEICの目標スコアが600〜800点の人
- Part5でも語彙問題が苦手な人
(株)アルクの教材でTOEIC指導の最前線にいる教師の方々の解説。
1Unitに55問あり10Unitで555問。
この教材のポイントは本番の問題形式とは異なっていること。
実は4つの英文に対して4つの選択肢なので3つまでわかれば残りの答えもわかってしまう。
この問題形式になっている理由は
語彙問題はどの選択肢も重要な単語が多い。
その重要単語を文章で覚えることができれば記憶にも残りやすいですよね。
そして嬉しいのは音源がダウンロードで聴けること。
音で聴くことでリスニングの効果もあります。
TOEICを初めて受ける、または初心者レベルの方には難しく感じるかもしれません。
でも730点を目標にしている方には単語を底上げできるちょうど良いレベル。
私は『基礎の語彙が抜けているかも…』
と思った時にこのテキストに出会い、語彙のブラッシュアップをしていました。
今はTOEIC対策をしている息子が気に入って使ってます
語彙問題が苦手なのでこれは使ってみたい!
『Part5の語彙が課題』と感じている方にピッタリ。
おすすめ度
この教材はリスニング対策にも大活躍。
TOEIC730点を取るためのリスニング対策についてはこちらをご参考ください。
TOEIC®︎L&Rテスト究極の模試600問+
次はTOEICの全てをとにかく体得したい方に自信を持っておすすめする教材!
特にリーディングのスコアをアップしたい方には必須です。
私はいつもTOEIC受験の時にはこの1冊を使い倒して臨みます。
この教材はこんな人におすすめ
- リーディングを効率よく勉強したい
- くわしい解説がついた模試を探している
- 音源をしっかり活用したい
こちらも(株)アルクの教材でヒロ前田先生の著書です。
長年TOEICのトレーナーをされているだけあって解説が本当にわかりやすい。
さらにこの模試には特典(おまけ)がたくさんついています。
この教材の最強特典はこちら
- 自動採点サイトを利用できる
- テストの解説を全て動画で確認できる
- 復習用のテストもついて4セット勉強できる
- 解説がストーリーになっていて面白い
自動採点システムを利用できるのは本当に便利。
換算スコアやタイプ別正答率も出るので難易度もわかります。
そして最大のポイントは
解説を動画で見れること
もちろん文章でも書いてありますが実際に動画で見ると理解度が格段に上がります。
問題の解説のほか、マークシートの塗り方や復習の仕方など無料でいいの?と思ってしまう濃い内容。
そして模試のボリュームがすごい!
3セットある模擬の選りすぐりの内容が入ったおさらい用の1セットがついています。
何度も繰り返して使える学習方法が書いてあるので飽きずに最後までやり遂げられます。
この教材が他の模試教材と大きく違うのは
スコアも目標もバラバラな受験者と講師が対話する形式の楽しい解説。
リーディングを楽しく進められる模試の教材なんて他にはありません。
わかりやすい文法解説はPart5の攻略にもしっかり対応しています。
かなりボリュームのある教材なので使いこなせるかな?と思うかもしれませんが大丈夫。
丁寧な解説動画もあるので楽しくリーディング対策ができます。
動画の解説がある模試の教材はなかなかないですね!
このテキスト1冊で730点の壁がグッと低くなります。
おすすめ度
TOEIC®︎ L&R TEST 長文読解問題集
自分のレベルに合ったPart7の攻略をしたい方にはこちらをおすすめ
このシリーズはとにかくPart7を効率的に攻略したい方に必見の教材。
この教材はこんな人におすすめ
- スキマ時間を活用してPart7を攻略したい
- 各問題のくわしい解説が知りたい
- 音源を使って語彙力もアップしたい
こちらは他の教材と比べると薄くて軽くて使いやすい!
持ち運びに便利なので移動時間でもパッと開いて使えます。
まとまった時間が取れないけど長文対策したい忙しい方には特に使って欲しいです。
各問題に目標タイムがついているのでタイマーを使って解いてます
Part7は問題のタイプを確認し、レイアウト確認、問題の確認など実際に読む前の準備がかなり大事。
私自身、この問題集を使ってからは膨大な量を解くこのパートが苦手でなくなりました!
究極の模試600問+のヒロ前田先生お墨付きの野村先生の解説も本当にわかりやすい。
音源を使って文章や語彙を耳から復習することもできます。
600点、730点、900点と自分の目標スコアに合わせて使うことができるPart7攻略のおすすめの1冊。
時間内にPart7を読む練習ができそうです!
赤シートもついて長文を解きながら語彙も身に付きます。
おすすめ度
まとめ:TOEICリーディング スコアアップ
TOEICのリーディングのスコアをアップするポイントは3つ
- 時間配分を守って解く
- パートごとの攻略を知る
- パートごとに合った教材を使い倒す
TOEICの勉強をしていて感じるのですが、リーディングは英語力と時間配分がうまく行った時にスコアが上がります。
何よりも瞬時に考えて正しい答えを導き出す練習が不可欠。
勉強する時には必ずタイマーを使ってどの問題も時間内で解く練習を積み重ねていきましょう。
いつも時間を意識して解くことで膨大な問題量のリーディングも取り組みやすくなりますよ!
そして大事なのは最後の5秒まで希望を捨ててはいけないこと
TOEICは英検®︎と違って全てマークシート。
最後まで諦めないことがポイントです。
730点という目標に向けてとにかく何度も挑戦して目標のスコアに到達していきましょう。
やるべきことを抑えて勉強していれば確実にスコアはアップしますよ。
Hard work pays off!
努力は必ず報われるよ!
期間内にスコアをアップしたい、自分だけの勉強で壁を感じている方はプロのアドバイスもおすすめです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。