小学校に英語が2020年から本格導入されてはや3年。
お子さんも英語に慣れてきてそろそろ英検®︎(以下英検と称します)デビューさせたい!
という保護者の方も多いのでは?
そこでこの記事では
英検5級を受けるには何から始めたらいいの?
というお悩みを解決!
おすすめの英検5級勉強法と教材をくわしく解説しています。
低学年からチャレンジできる英検ジュニアオンラインテストとの違いもご参考くださいね。
この記事でわかること
- 英検5級と英検ジュニアについて
- 英検5級の勉強法とおすすめ教材
- スピーキングテストの内容について
英検5級と英検ジュニアの違い
英検5級の問題形式
英検5級は一次試験(筆記・リスニング)があり、レベル的には中学校1年生レベル。
合否には関係のないスピーキングテストもあります。
一次試験は選択肢から適する単語を選ばないといけないので自分で英単語を読めるお子さんが対象。
文法を問われる語句問題や並べ替え問題があります。
筆記の試験時間は25分
形式 | 問題数 |
---|---|
適切な語句を選ぶ | 15問 |
適切な会話表現を選ぶ | 5問 |
語句を正しく並べかえる | 5問 |
リスニングの試験時間は20分
形式 | 問題数 |
---|---|
会話を完成させる問題 | 10問 |
会話の内容を聞き取る問題 | 5問 |
イラストを見て適切な英文を選ぶ問題 | 10問 |
リスニングはそれぞれ2回ずつ繰り返されます。
合否判定があるのはこの一次試験のみ。
スピーキングテストは自宅でコンピューター端末を利用した録音形式で取り組みます。
英検ジュニアオンラインで下地づくり
保護者の質問でよく出てくるのは
まだ英語が読めないけど英検にはチャレンジできますか?
基本的に英単語が読めないと難しいです
まだ英語を始めて半年未満だったり低学年のお子さんには無理なくリスニング力をつけていくことが大事。
特に低学年は聞いたものをそのまま真似て繰り返して発話することができる黄金期。
英検の準備段階に最適な英検ジュニア(英検Jr.)からスタートしてみましょう。
英検ジュニアは学校や英会話教室で実施する以外はオンライン受験。
自宅で好きな時にオンライン受験できるのでとても手軽にチャレンジできます。
基本的には3ヶ月オンラインラーニング(オンラインで学習)して受験するのがおすすめ。
英検オンラインテスト5つのポイント
- 小学生の低学年から中学年で英語を楽しく学べる
- 英検ジュニアオンラインテストはお家で受験できる
- ゲームの要素を持っているので楽しく受験できる
- 合否のない『育成型』のテストなので子どものやる気がアップ
- 3つのグレードがありGoldを合格すると英検5級にステップアップ
英検ジュニアオンラインテストについてはこちらでくわしく解説しています。
英検ジュニアオンラインで下地を作ったらいよいよ英検5級にチャレンジ
英検5級の勉強法とおすすめ教材
英検5級のレベルと合格ライン
英検5級は日本英語検定協会の基準では「初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができるレベル」と記載されています。
わかりやすく言うと中学初級程度(中学1年レベル)。
合格ラインはCSEスコア満点850点中419点です。
(CSEスコアの判定によるため単純に49%が合格ラインというわけではありません。)
英検5級にはリーディングとリスニングがあり満点はそれぞれ425点。
安心できる合格ラインはどちらも7割を目指すと良いでしょう。
4級へのステップアップしやすくなります
では、さっそく勉強法とおすすめ教材をご紹介していきます。
文法は「ひとつひとつわかりやすく。」で勉強する
5級の問題形式はリーディング3題(25分)、リスニング3題(20分)の大問に分けられます。
リーディング問題を解くためには
- 【空所問題①】語彙力と文法力をつけることが必要
- 【空所問題②】会話表現のパターンを覚えることが必要
- 【語句の並べ替え問題】文型や文法を理解することが必要
5級合格に必要な文法事項はこちら
自分で勉強できるかしら…
小学生で英語文法を楽しく勉強するなら『ひとつひとつわかりやすく。』のシリーズがおすすめ。
1回分は説明1ページ問題1ページの2ページ形式になっているので無理なく進められます。
単元ごとに予想テストに取り組んで試験前には模擬テストで本番の練習ができます。
CD付きなのでリスニング対策もできるのがポイント。
リスニングの問題は第1部から第3部です。
英文は全て2回ずつ読まれます。
- 【第1部】イラストを見て状況を聞き取る
- 【第2部】質問に合う正しい答えを選ぶ
- 【第3部】短い英文を3つ聞いてイラストの内容に合うものを選ぶ
リスニングは問題1ページに必ずついているので毎回必ずリスニングに取り組めます。
音源がスマホやタブレットで聴けたら便利なのにな…とも思いますがCDの方が勉強に集中できて逆にメリットかも。
文法もリスニングも勉強できるんですね!
「絵単」で英検5級の単語を覚える
英検5級合格のポイントは600語レベルの語彙力をつけておくこと。
小学生のお子さんが単語を覚えるというのは大きなハードル。
書いて覚えるより聞いて覚えることで無理なく覚えることができます。
まだまだ英語を楽しく学んで欲しい年代なので単語も楽しく覚えていきましょう!
単語を楽しく覚えるためのおすすめの教材は英検5級 絵で覚える単熟語 4訂版。
文法の説明や例文も絵で見て理解できるのは小学生にはとても大きなメリットです。
漢字には全部ルビがふってあるので自分でも学習を進めることができます。
単語は音源と一緒に覚えることが必須なのでデジタルブックや英語の友アプリでダウンロードできるのも嬉しい。
二次元コードをスマホで読み取るだけ!
デジタルブックではチャンツのリズムに合わせて楽しく単語を覚えられるのもポイント。
英検5級の合格のポイントはなんといっても語彙力。
1ヶ月前になったら「集中ゼミ」で仕上げ
問題形式がわかって単語も覚えられたら問題をたくさん解いていきます。
おすすめは試験までの学習計画を立てやすい集中ゼミシリーズ!
問題を解く解答時間も書いてあるのでタイマーを使って解きましょう。
集中ゼミシリーズの良いところ
- 1日に取り組む範囲が決まっている
- 1日大体30分で取り組める
- 左に問題、右に解答がありすぐに復習できる
英検5級合格のポイントはわからなかったところや間違えたところを必ず見直しておくこと。
その点集中ゼミは問題の隣のページにくわしい解説つきの解答があるのですぐに復習ができます。
答えを隠せるシートや暗記用の赤セルシートもついているのも嬉しい。
仕上げの実力完成模擬テストもついているので試験1ヶ月前には集中ゼミで仕上げをすれば準備はバッチリ!
音源はCD版をご希望の方はこちら
音源はアプリ版をご希望の方はこちら
英検5級のスピーキングテスト
5級スピーキングテストとは
5級はリーディングとリスニングで合否が決まりますが、実はスピーキングテストもあります。
3級以上のスピーキングテストは一試験が合格してから二次試験に進みます。
実際に会場に行って1対1で面接官と英語での面接。
一方5級のスピーキングテストは自宅でコンピューター端末を利用した録音形式のもの。
このテストは一次試験の合否に関係なく受験できるテストなのでぜひチャレンジしてみましょう。
スピーキングの内容はこの3つ
聞く、話すの力が評価されるのでぜひチャレンジしてみましょう。
「教本」でスピーキングテスト対策
スピーキング試験の対策をしたい!という方におすすめなのが旺文社の教本シリーズ。
一次試験の試験形式に合った実践問題も解けるほか4技能(聞く、話す、読む、書く)全てに対応。
そして何よりもスピーキング練習ができるところがとても良い!
レッスンごとに「Let‘s Speak!」というパートがあり口頭練習することができます。
スピーキング対策ができる教材はこれ!
まとめ:小学生で英検5級に合格するには
小学生で英検5級に合格するためのポイントは目的にあった教材を使うこと。
単語・文法・問題演習としっかり分けて取り組むことが合格への近道。
英検5級に合格するための勉強法と教材
- まずは絵単で単語・熟語を覚える
- ひとつひとつわかりやすく。で文法・問題形式を勉強
- 集中ゼミで時間を測って解く練習
まず一番大事なのは単語を覚えること
同時に文法や問題の解き方のコツを身につけていきます。
そこで大事なポイントはやはり音源を聴きながら勉強を進めること。
リスニングの力も同時に伸ばしていきましょう。
英検5級の勉強をすることには3つのメリットがあります。
- 文法の基礎を作ることができる
- 目で見える評価で今後の英語学習に自信がつく
- 文法、リスニング、単語学習を勉強する習慣ができる
英検の勉強をすることで『目標を持って勉強する』ことの大切さを学べます。
英検5級は中学、高校であらゆる試験を乗り越えていくための第一歩!
ひとつひとつステップアップして英語の総合的な力をつけていきましょう。
5級が合格したら4級にもぜひチャレンジしてみてくださいね。
小学生で英検4級を合格するためのステップはこちらをぜひご参考ください。
Nothing is impossible!
全てのことは可能だよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。