小学5・6年では学校で「外国語」が始まります。
正式に教科となり3段階評価で成績もつくので
うちの子は大丈夫かな…?
と心配な保護者の方も増えています。
小学5・6年生になると英語の家庭学習がとても重要に。
では、実際に英語を家で学習するにはどんな方法でどんな教材を活用したらいいのでしょうか?
今回はそんな疑問にお答えできる記事となっています。
この記事でわかること
- 小学5・6年生で学ぶ「外国語」とは?
- 小学5・6年生の英語学習に効果的なステップ
- 中学英語につなげつるための目標づくり
小学5・6年で学ぶ「外国語」とは?
小学5・6年生の英語学習は「相手の話を理解する活動」を重視しています。
これは英語の4技能(聞く、話す、読む、書く)のなかの「聞く」に力を入れているということ。
その上で小学3・4年生の「外国語活動」では取り入れられていなかった「読む、書く」の分野も入ってきます。
まずは小学3・4年生と小学5・6年生の授業内容の違いを見てみましょう。
見てもらうとわかるように小学5・6年で一気に読む、書くの分野が増えていますよね。
小学5・6年生で扱う単語数は700〜800語となっています。ですがこれは教師が指導上扱う単語数です。
生徒が実際に書いて覚えるわけではないので書き取りのテストもありません。
しかし、実際の授業では自分の考えや自己紹介を書く部分があるので、読み書きができる方が圧倒的に自信にもつながります。
文法もかなり実践的なものを学習します。
たとえば、5年生は主に「自分のことを言えるようになる」ことがターゲットになっています。
- How do you spell your name?
あなたの名前のつづりはなんですか? - What sport do you like?
あなたはどんなスポーツが好きですか? - When is your birthday?
あなたの誕生日はいつですか? - What do you want to study?
あなたは何を勉強したいですか?
以上のような内容を学習します。誕生日を質問するなら月や日にちを英語で言えるようになりたいですよね。
文法の授業はないにしてもHowやWhatを使った質問を練習するなら英語の文の作り方を知る必要があります。
しかも中学校の英語では学期ごとにテストがあり、たくさんの単語を書けることが求められます。
せっかく学校で英語を習うのならば書けるようになりたいですよね。
では、読み書きを身につけるには何から始めたらいいのでしょうか?
小学5・6年生でやっておきたい英語学習方法
「フォニックス」のルールを知る
英語の読み書きを学習するにはまず「フォニックス」のルールを知ることが大切です。
フォニックスはアルファベット26文字が持つ音のルールで、このルールを知っていると英単語の75%が読めると言われています。
英語は自分で発音できないものはなかなかつづりを書くことができません。
逆に、フォニックスを知っていて発音が分かればつづりを書くことができるということになります。
ということは、身につけておくと今後の英語学習が取り組みやすくなりそうですね!
フォニックスを効果的に学ぶには実際に小学校でも使われているこのテキストをおすすめします。
松香フォニックスのActiveフォニックスが一番効果的!
松香フォニックスのテキストは年齢にあったアプローチでとてもわかりやすいのが特徴です。
CDを使ってリズムに合わせてフォニックスを学べるので小学5・6年生にも覚えやすくて使いやすいです。
まずは、このテキストでつづりを書けるようになることが「書く」ことへの第一歩です。
教科書に合ったワークで単語を書く練習
フォニックスである程度音のルールを身につけてつづりが書けるようになったら学校で使う単語も書いてみましょう。
この場合は学校の授業に合っている教科書ワークを使うことをおすすめします。
教科書ワークには公式ホームページへアクセスして指定のコードを入力することで無料で「ホームページテスト」をダウンロードできるので、力試しができるのがGoodポイントです。
単語が書けると文章も読めるので、授業でも積極的に取り組めるようになります。
単語を読んだり書けたりできるようになると、『自分で文章も書きたい!』とか、『これ英語でなんていうのかな?』という疑問もどんどん出てきます。
こんな時はやはり英語辞典があったら便利ですよね。
まずは家族みんなで使える辞典をひとつ持っておくと今後の調べ学習に大活躍しますよ!
「調べ学習」に英語辞典を活用
おすすめはどの辞典と比較しても総合力で新レインボー小学英語辞典!
持ち運びには「小型版」がおすすめ。小学生なので家でしか使わないなら「ワイド版」が見やすいです。
フルカラーで文字も見やすく英語辞典では圧倒的な人気です。
モチベーションがアップするディズニー版はさらにおすすめ。
通常のレインボー辞典よりも表紙がしっかりしているとの口コミもあります。
この辞典は「絵辞典、英和、和英」の三部構造でどの年代にも使いやすいのがポイント。
文字も大きく、音声もダウンロードして聞くことができるので単語と一緒に音声も確認できます。
全面カラーのイラストで飽きずに調べることができるので、辞書を使う習慣を作れますよね。
小学生から中学生で使える電子辞書も気になるな、という方はこちらもご参考ください。
「聞く、話す」はNHKの語学講座を利用
NHKのラジオ講座といえば「中学生になったら基礎英語」のイメージ。
実は小学生の基礎英語がすごく面白いんです。
ストリーミングで実際に聞いてみましたがテンポも良くて楽しい!
小学生の基礎英語の良いところは
アプリでいつでも聞けることも忙しい小学生にとっては嬉しい。
英語を毎日聞く習慣作りにはもってこいの講座です。
(公式)NHK小学生の基礎英語:ラジオストリーミングで視聴できます。
NHK小学生の基礎英語はサンシャイン池崎さんが楽しくリードしてくれます
テキストは書くページもあり金曜日は発音練習の日。
その月に学習した単語の発音を学習し、その音が含まれた単語を書くドリルのページがあります。
ドリルのページは他にもその月に学習したチャンクを書いて覚えます。
とても良い内容なのですが、残念なところは
月曜日と水曜日は会話、金曜日は発音の内容が配信されてその他の曜日は全て復習になっています。
もう少し会話の内容が多ければ楽しいのにな‥…と思いました
とはいえNHKラジオ講座はかなり手軽に英語の発話練習ができる楽しい勉強法。
10分間のストリーミングだけど楽しく勉強できそう
この3日間の内容をしっかり復習してできるようになれば間違いなく「聞く、話す力」はアップ!
ぜひ取り組んでみてくださいね!
英語の会話を学習したら実際に使ってみることが大切です。
この講座で学習したことをぜひ、学校の外国人の先生に質問してみましょう。
「自分の英語が通じた」体験はとても大事!
小学5・6年生が目標を持って英語を学ぶには?
小学5・6年生の英語は「外国語」で教科にはなっていますがテストもやや簡単。
中学の「英語」とのギャップがかなり大きいです。
2021年度からの新指導要領導入で中学1年生で学ぶ語数も格段に増え単語テストもかなりのボリューム。
文法も1学期で「be動詞と一般動詞」に加え「過去形や三人称、助動詞」といったあらゆる文法事項が一度に盛り込まれているのが現実。
となると小学5・6年生までに「読む、書く」を自分で習得し文法も知っておく必要があります。
さらにこれから英語を学んでいく上で大事なのは目標をもって取り組むこと。
目標を持って勉強するにはどうすれば?
そこで活躍するのが英語の資格試験です
中でも取り組みやすいのが英検®︎。
今後中学、高校とつながっていく試験なので目標づくりとしては取り組みやすいんですよ。
英検®︎を受験することのメリット
- 小学生のうちに文法をきちんと学べる
- 単語を覚える習慣がつく
- 目標に向けて学習することで継続する習慣ができる
- 合否があるが、成果が目に見えることでやる気が上がる
英検®︎5級は小学生で学習する内容で十分合格できるレベルです。
英語を勉強し始めて自信がついてきたらぜひ受験してみましょう。
英検®︎教材のおすすめはやっぱり「英検®︎5級をひとつひとつわかりやすく。」
小学生に必要な文法をわかりやすく解説しているのでおすすめです。
このテキストは文法をイラストでわかりやすく解説しています
疑問詞(WhatやHowなど)の質問の作り方も学べるので学校の授業にも役に立ちますよ!
英検®︎5級の勉強法はこちら記事をご参考くださいね。
まとめ:小学5・6年生英語学習のステップ
小学5・6年生では「読み、書き」の下地を作っておくことが重要です。
- まずはフォニックスを身につけてから単語を書く練習をする
文字が書けると読めるようにもなります
- 毎日少しの時間でもNHK英語講座を利用してみる
英語を聞く習慣ができているとリスニング力がアップ
- 英検®︎5級にチャレンジして力試しをする
目標があると勉強の習慣も身につきます
中学で本格的に英語をスタートする前に準備ができていれば不安よりも期待の方が大きいかもしれません。
そして何よりも小学生が英語を学ぶときに大事なことは
クラスのお友達と英語でコミュニケーションしたり外国人の先生と英語で会話ができた時の喜びが実は一番大事。
英語はやっぱり通じた時の実感で伸びる教科
これから長い英語学習に向けてバランスの良い学習方法を実践。
5・6年生の間に読む・書く・聞く・話す力を身につけておきましょう。
今回の学習ステップで一つでもやってみよう!と思うものがあれば、ぜひ取り組んでみてくださいね。
Don’t worry! You’ll get the hang of it.
心配ないよ!やっていくうちにコツをつかむから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。