中学3年生はいよいよ高校受験を意識した学年になります。
3年生になったら学校でも定期テストや習熟度テスト、塾での模試や資格試験も増えますよね。
新指導要領になり入試の傾向も今後変わっていくと思われます。
中学で学習する文法をしっかり習得しておく事は、今後の長文やリスニング問題を解く時や作文を書くときの基本となります。
今回は3年生で知っておくべき文法とリスニングの学習方法を詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- 中3までに理解しておくべき文法
- テストで活用したいリスニングの解き方
- 中3までに取っておきたい英検®︎の級とは?
中3までに理解しておくべき文法

新学習指導要領で追加された文法
新学習指導要領により、中学3年生の学習内容には高校生で学習する現在完了進行形と不定詞の使役動詞、仮定法が導入されています。
どれも英検®︎準2級によく出てくる文法なので、しっかり覚えておきましょう。

ここでは、この3つの文法事項を詳しく説明していきます
文法の説明の中で出てくるSは主語、Oは目的語のことです。
中学3年生で学習する文法
- 現在完了
経験・完了・継続・現在完了進行形 - 不定詞
使役動詞+O+動詞の原形 - 間接疑問文
- 分詞
現在分詞・過去分詞 - 関係代名詞
who・ which・ that - 仮定法
I wish 〜・ If I were〜・If S+過去完了〜
①仮定法とは?
中学に新しく導入された文法で一番理解しておきたい文法です。
仮定法というのは、話し手が現実のことではない、現実になりそうにないと感じている事を話すときに使う表現方法です。
仮定法は文法的に今のことを話すときと、過去のことを話すときにズレが生じます。
直接法
If it rains tomorrow, we will cancel the travel.
もし雨が降ったら、旅行を中止にします。
仮定法
If I had a lot of money, I would buy an island .
もしたくさんお金があれば、島を買うのにな。
となります。現実に起こる可能性がないときには過去形を使う、というのが仮定法のポイントです。
仮定法で過去を使うことを文法では仮定法過去といいます。
他には、If I were a student,I would study hard.
もし私が学生ならば、一生懸命勉強するのにな。という表現があります。
仮定法では主語がIでもbe動詞はwas ではなく、wereを使います。
(口語ではwasも使われます)
wishを使って、I wish I knew her telephone number.
彼女の電話番号を知っていればなあ。などの表現もあります。
wishは現実できそうにない願望を表します。
②現在完了進行形を知る


現在完了という考え方は日本語にないので中学生が苦手な文法の一つです
完了形は基本的に過去から今をたどって今どうなのか、今までがどうだったのかをつなげる表現です。
用法は完了・結果(〜したところ・〜してしまった)経験(〜したことがある)継続(ずっと〜している)の3つがあり、これらは今まで通り学習します。
この継続に動作の継続を足したものが現在完了進行形。
現在完了
I have lived in this house since 1990.
私たちは1990年からこの家に住んでいます。
現在完了進行形
I have been playing this video game for 30 minitues.
私はこのゲームを30分やり続けています。
という違い。現在完了進行形ではある地点から今もまだ続いている、という表現を表すことができるんですね。
③使役動詞の使い方
使役動詞というのは、誰かに無理やりさせる、許可する、してもらうという文章を作る時に使います。
この使役動詞はmake・let・helpなどがあります。中3ではこの3つの違いを知っておきたいですね。
He made me wait in the classroom.
彼は私を教室で待たせた。
Let me explain my plan.
私の計画を説明させてください。
She helped me (to) do my homework.
彼女は私が宿題をするのを手伝ってくれた。
となります。不定詞のところで習うので、to+動詞の原型じゃないの?と思いがちです。
helpは不定詞も動詞の原形もOKですがmake・letは原形だけなので、注意しましょう!
文法おすすめ教材

中学生で学習する文法をしっかり家で勉強したい!という方はこちらの教材を使うのがおすすめ。

難しい文法もわかりやすいイラストがあるからこそ理解しやすいのがポイント。
特に中3の文法に特化しているのでこの1冊でしっかり理解できるようになっています。
中3は受験を見据えた学習をする1年でもあるので、並行して今までの復習もしておきたいところ。
今まで学習した文法をおさらいするためのおすすめの1冊はこれしかありません。

濱崎先生の中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本です
濱崎先生の教材には私もTOEICの学習でお世話になっていますが、解説がとてもわかりやすい!
今回の中学生の教材も見開き2ページにコンパクトにわかりやすく文法の解説がされています。
所々イラストもあって3年生が復習するには最適です。
文章はダウンロードの音源で聞くことができます。そしてこのテキストの最高に良いところは
聞いて、読んで、話すトレーニングがついているので文法を理解しながらリスニング・スピーキングの力もついてしまうのです!
文法の学習をしながらリスニングの学習もできるなんて嬉しいですよね。
この教材は高校生になっても使えるので、ぜひ1冊は持っておきましょう。

学校の成績に直接関係する教材も気になります
その場合は学校の教科書にあったテキストを使って予復習をし、定期テスト対策をしっかりしていけば大丈夫です。
定期テストの勉強の仕方はこちらをご参考くださいね!

リスニングのコツを身につける

最近の高校受験対応の模試や習熟度テストではリスニングや長文、作文の力を問われる問題が増えています。
リスニングは英検®︎でもとても比重の高いパートなので、解き方のコツを身につけておきましょう。
リスニングの解き方

リスニングの問題の解き方は3つのステップで解答します。
- どんな質問なのかを先に読んでおくことでリスニングの内容の予想を立てることができます。
- どんな小さなことでも良いので、聞こえた単語を英語、日本語関係なくメモします。
- 時間や場所、名前などを聞き取ることで質問に正しく答えることができます。
- リスニングのテストでは2回流れることが多いですが、基本的には1回で解答します。
- 2回目はその答えが合っているかを確認するために使います。
リスニングは練習したからといってすぐに結果が出るパートではありませんが、このステップで解くだけでもかなりリスニング問題への苦手意識はなくなります。
実は、リスニングは練習をした後の方が大事。この復習でリスニング力がアップするといっても過言ではありません。
リスニングの復習の仕方
- まずは解答をしてみて、間違えたところをスクリプトで見直しなぜ間違えたのかを自分で確認する
- 知らない単語、表現をマークする
- もう1度スクリプトを見ながら音源を聞く(この時一緒に声に出して読む)
- 音源なしで音読する
ここでのスクリプトというのは、英語の音声を英語の文章に起こしたものです。音だけでなく文字で英文を見ることで自分の知らなかった単語を確認できます。
自分が聞き取れない単語は話せないし、書けません。言葉は音源がわからないと何も始まらないのです。
リスニングの練習には日頃使っている教科書の音源や、NHKの英語講座などを使って練習すると効果的です。
リスニング対策の教材とは?

リスニングは毎日取り組んでこそ結果が出る分野です。毎日取り組むには飽きないものがいいですよね。

飽きずに学習するにはNHKの中学生基礎英語がおすすめ!
この講座には2つのレベルがあります。
まずはリスニングが得意ではない人向けの中学生の基礎英語1。文法の範囲は中学1年から2年生です。

次にリスニングはまあまあ得意で、もっと伸ばしたいという人向けには中学生の基礎英語2。文法の範囲は中学2年から3年生です。

この1、2は学年のレベルではありません。なので「自分はリスニングが苦手」という人はまずは1から始めることをおすすめします
スピーキング力もつけていくので、文法的に理解できているレベルから始めることに意味があります。
NHK基礎英語はストリーミングで音源を聞けるのでいつでもどこでも学習できるのがポイント。
テキストも毎月500円〜ぐらいのコスパの良さ。
これ以上にリスニング教材に良い教材はないと思います。ぜひ、試してみてくださいね!

ストリーミングなので聴き逃しても追いつけます。毎日同じ時間に聴くことで英語学習のリズムを作れるので在宅学習ではピカイチ。
NHK公式おうちで英語学習 中学の基礎英語レベル2 はこちらをクリックして視聴ください。中学英語の後半部分になるので中学2年・3年生にオススメです。大人の学び直しでも使えるくらいです。
では、テスト前や入試の前にはどのような対策をしたら良いのでしょうか。
実際にテスト前にリスニング問題に慣れておきたい、という場合は専用の教材を使って練習してみましょう。
1年から3年対応なので基礎から受験に対応しています。どちらかというとリスニングが苦手な人向けです。
リスニングにはある程度自信があってもっと高いレベルを学習したい場合はこちらがおすすめ。

この教材は全国の公立高校の入試問題を分析し出題形式もいろいろなパターンで作られています。
難易度別の問題になっているのと、各県の入試傾向に合わせて学習できることもポイント。
やや難易度は高めの教材なので、公立だけでなく国立、私立の対策にも使えそうですね。
リスニングや音読学習についてもっと知りたい方はこちらをご参考ください!

中3でとっておきたい英検®︎の級とは?

新学習指導要領により、高校の文法内容を3年生で学習することになりました。
ということは当然、今後この学年で求められる英検®︎の級も変わってきます。
以前は中学で学習する内容レベルは3級でしたが、今後は準2級を目指すようになります。
小学校で外国語が導入されたことにより、6年生までに4級を取る小学生も増えています。
日本の英語教育は日々変わっているので「今まではこうだった」という考え方は通用しなくなります。
いろんな情報を入手して使える英語を身につけていきたいですね。

受験生にとっての英検®︎を取ることのメリットは入試にも有利なこと!
受験はもちろん当日の試験の結果が一番大切ですが、高校入試といえば学校の内申書や資格取得もとっても大事。
資格は自分の強み=武器を増やすことです。
高校でも英語に自信を持って取り組んでいくためにもぜひ「3年のうちに準2級を取る!」を目標にしていきましょう。
英検®︎3級と準2級の違いをこちらで詳しく解説しているので目標作りの参考にしてみてください。

中3の英語学習まとめ

中学3年生の学習ポイントは3年間の文法をしっかり身につけておくこと
中3までに身につけておきたい文法、リスニング、学習のポイント
- 新しく入った文法の仮定法・現在完了進行形・使役動詞を理解する
- リスニングはすぐに結果が出ないのでNHK講座などを利用して毎日聞く
- 英検®︎準2級を目標にして高校入試に取り組む
中学3年までの文法は、これから始まる高校英語の大切な土台です。
1・2年生までの文法に不安がある人はまず、復習をしてわからない文法をなくしていきましょう。
1・2年生までの文法は大丈夫!という人は新しい文法をしっかり理解して使っていけるよう練習しましょう。

The basics are the most important!
基本が1番大事だよ!
最後まで読んで頂きありがとうございました。